植毛手術とその後

最近バンコクでも耳にする様になってきた、植毛手術。今回はこれについてお話します。

植毛手術とは、男性型脱毛と呼ばれる男性ホルモンの影響で前頭部または頭頂部の禿げてしまった人に行われるもので、頭頂部などに比べて毛根がしっかりして脱毛が起きにくい後頭部の自分の毛を、毛がなくなってしまった部分に移植するものです。
頭が薄い人は、おでことツムジ部分は毛が薄いのに、サイドと後ろの毛はふさふさという方が多いのが特徴だからです。
「そんなの、ちゃんと定着するの?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、個人差とドクターの腕によるとはいえ、定着している方は、移植した毛根から普通に毛が成長します。
ここバンコクでは日本よりも低額で手術が受けられるため、性転換手術などと並んで、日本からわざわざ手術を受けに来られる人が多いようです。

CUTMANでは、植毛をされたお客さまをカットさせていただくことがありますが、その際、移植した部分と自毛部分の毛の濃さが違う方が多いなと感じます。
植毛の範囲と場所は個人で違いますが、禿げてしまっている部分、薄くなっている部分は、元々毛根が弱っているので、そこに後頭部などの強くて太めの毛根を移植することで、毛の濃淡ができてしまい、少し不自然になります。

植毛をお考えの方、すでにされた方にとって、植毛後、この不自然な毛の濃淡をどうごまかすかというのが、次の課題として浮かんでくると思います。
ここで美容師のカット技術が大切になってくるんですね!(やっと! 笑)
うまくカットして髪を自然になじませるのですが、ここをクリアできると植毛後の悩みも解決ですね。

CUTMANには植毛後のお客さまもご来店されていますので、そういったお悩みにも毛髪診断士と美容師両方の立場から対応させていただいております。
ぜひお気軽にご相談くださいね。